島の北西端に建つ端島病院(69号棟)はかつて綺麗な青緑色に
塗られていました。これも緑少ない島に少しでも緑をという発想か
ら塗装された色でした。現在では殆ど剥落し、あまり当時の色は残
っていませんが、それでも光の加減によっては綺麗な緑色が確認で
きます。
同様に島内最大の鉱員アパート(65号棟)の増設部分(コの字
型をした建物のコの下の棒に当たる10階建ての部分)も、薄緑色
に塗装されていました。
また岩礁の鉱業所側の壁面も薄緑色に塗装されていました。
この壁面はコンクリートの擁壁(『絶海の要塞』で詳細解説)で、 操業当時は鉱業所の文字が書かれたパネルが掛けられていましたが、
この壁面はコンクリートの擁壁(『絶海の要塞』で詳細解説)で、 操業当時は鉱業所の文字が書かれたパネルが掛けられていましたが、
現在は取り外されています。着色された緑色もだいぶ色褪せていま すが、こちらはかろうじて海上からも確認する事ができます。