番号
名 称
築 年
付属施設と特記事項(*)
▲100
旧第一竪坑跡地
明治
20年
36m。明治30年(1897)坑内火災で廃坑。
101
ボイラー室煙突
操業時は隣接する建物 (65号棟) より遙かに高かったが、現在では上部が崩壊しほぼ同じ高さに。
△102
新圧気室
昭和
31年
RC造。坑内作業用の掘削機器などへの圧搾空気を造り出していた施設。
103
圧気室フィルター
操業時はこの上に煙突状の消音器が載っていた、上記圧気室のフィルター装置。
▲104
清水建設飯場
昭和45年(1970)、焼失。
▲105
清水建設事務所
昭和45年(1970)、焼失。
106
資材倉庫
昭和
15年
RC造。操業時の写真をみると、クレーンで小舟を屋上に揚げているのが写っている。
△107
20tクレーン
主に生活物資の引き上げに使用されたクレーン。
108
変電所
昭和
34年
RC造。発電所建設は三菱系炭鉱では最初。大正6年(1917)高島炭鉱からの送電開始で変電所に。
109
四坑捲座
大正
14年
RC・煉瓦造。巻き上げ機は単胴式。電気動力巻揚。
110
圧気室、第一主要扇風機室
昭和
34年
RC造。坑内の換気のための大型扇風機のモーターが設置されていた施設。
△111
圧気室
昭和
14年
鉄骨スレート造。坑内作業用の掘削機器などへの圧搾空気を造り出していた施設。
112
清水タンク
操業時は木造の上屋が乗っていたが、今では崩壊しRC部分のみが残存。
113
補助扇風機室
昭和
13年
煉瓦・コンクリート造。上記 110 の第一主要扇風機が故障した際の予備扇風機が設定されていた施設。
114
風道弁室
坑内の空気を排出するための通風口。
115
第四竪坑
大正
14年
370m<櫓:鉄骨> 大正08年(1919)開削着手。閉山まで稼働。主に坑内換気として使用された。
△116
クレーン
117
積込室
▲118
電気倉庫
昭和
32年
木造平屋。
119
トンネルコンベアー
貯炭場に積み上げられた精炭を下部から集めて船積み場所まで運ぶ地下運搬施設。
120
積込桟橋
終戦前後から使用された、製炭の船積施設。
121
積込桟橋橋台
終戦前後から使用された、製炭の船積用桟橋の脚。
▲122
オリバーフィルター室
昭和
29年
ドラム型連続真空式濾過機。濾布を巻きつけた真空ドラムを粉炭が混ざる液中に浸すことによって粉炭を回収する装置。
▲123
貯炭ベルトコンベアー
出来上がった石炭を岸壁に横付けされた運搬船に積み込むためのコンベアー。
124
旧積込桟橋
昭和
6年
終戦前後まで使用。この完成により5,000トン級の船積みが可能に。
125
旧積込桟橋橋台
終戦前後まで使用された、製炭の船積用桟橋の脚。
△126
浮選機室
昭和
28年
木造平屋。石炭とそれ以外の廃石の水に対する疎親性の違いを利用して選別する装置。
▲128
炭車修理工場
昭和
31年
木造平屋。坑内から石炭を運び出す為の車輌(炭車)の整備場。
129
ドルシックナー(凝縮槽)
昭和
39年
浮選やフィルター濾過のための溶液を作りだすと同時に海中投棄の浄水を分離させる装置。
130
地下取水施設
△131
重油タンク
△133
ぼた排出コンベアー
岩礁を突き抜け外海側へ投棄されていたぼたの鉱業所側の入口。
134
水洗機ブロワ−室
昭和
26年
RC造。水洗や風圧によって粉炭を選別する装置。
▲135
水選原炭ポケット
ある程度選別された石炭を貯蔵しておく場所。
▲136
選炭機
昭和
37年
バウムジグと呼ばれる、産出された石炭を精炭とぼた(不要岩・残土)に選別する初期段階の施設。
▲137
手選機
産出された石炭を精炭とぼた(不要岩・残土)に選別する初期段階の作業場。
▲138
ぼたポケット
選炭によって排出したぼた(不要岩・残土)を一時的に貯蔵しておく施設。
△139
15tクレーン
坑木など、主に木材資材の荷揚げに使われた前後可動式クレーン。
△140
13tクレーン
現在では円形の基礎だけが残る、円周可動式クレーン。
▲141
旧第三竪坑跡地
明治
29年
198m<木造櫓> 明治27年(1894)開削着手。昭和10年(1935)坑内ガス爆発で廃坑。坑内巻揚機あり。
142
坑口原炭ポケット
産出されたばかりの石炭を貯蔵しておく場所。
▲143
第ニ竪坑
昭和
12年
636m<鉄骨櫓47m> 昭和09年(1934)竪坑掘下げ。昭和12年(1936)櫓改修完了。閉山まで稼働。
▲
旧第二竪坑
明治
28年
162m<木造櫓13m> 明治26年(1893)開削着手。
144
ニ坑桟橋階段
第二竪坑関連の施設で唯一残存する、入坑口へ行くための階段跡。
145
会社事務所
昭和
33年
鉄骨造。
146
総合事務所
昭和
18年
RC造。共同浴場 <1F-鉱員用、2F-職員用>
△147
資材事務所
煉瓦造。旧第三竪坑捲座。蒸気動力巻揚。
▲148
製材所
▲149
倉庫
150
ニ坑捲座
昭和
24年
単胴式。電気動力巻揚。
151
会議室
昭和
25年
RC造。
152
仕上工場
昭和
11年
RC造。扇風機などの坑内機器のメンテナンスなどを行う施設。風呂、食堂(仕上、鍛冶、電気部門の鉱員用)<2F>
▲153
ポンプ座
坑内に出る湧き水を排水するためのポンプ施設。
▲154
製缶場
規格品の導入機器を、坑道の構造や規模に合わせて使えるよう、様々な加工を行う施設。
△155
鍛冶工場
昭和;
32年
鉄骨平屋。その昔は鶴嘴などを、後年ではコールピックなどの掘削機器の先端部分の研磨などを行う施設。
156
油倉庫
鉱業所の各施設に必要な油の貯蔵所。当時は油も貴重だったため、とくに保存場所を設けて備蓄。
157
坑木置場
坑道内の崩落を防ぐために設置する木の柱<坑木>置き場。
▲158
鉄柱工場
番号前記号 ▲:ほぼ全壊か完全に消失 △:一部残存
竪坑の深さは『端島 軍艦島』(高島町教育委員会)の数値を表示