三菱鉱業社史

三菱炭坑技術

高島炭鉱史

端島閉山記念特集

端島・軍艦島

軍艦島・高島町パンフレット

軍艦島の遺産・風化する近代日本の象徴

軍艦島・失われた時を求めて…

崩れゆく記憶・端島炭鉱閉山18年目の記録

軍艦島実測調査資料集

軍艦島・海上産業都市に住む

野母崎町郷土誌

香焼町郷土誌

炭坑誌・長崎石炭史年表

石炭史話・すみとひとのたたかい

採鉱採炭ハンドブック

望郷手帖・崎戸炭砿物語

万田坑

そらち炭鉱遺産散歩

炭鉱・盛衰の記憶

廃墟探索・西日本編

書    名

  三菱鉱業社史

著者・編集

  三菱鉱業社史編纂委員会

発行・出版元

  三菱鉱業セメント株式会社

 
三菱セメントが、セメントに限らず鉱業系の社史を纏めた一冊。
特に三菱鉱業をその黎明期でささえた炭鉱に関する話はかなり細かい技術的な事まで書かれていて、
三菱財閥繁栄の礎が手に取るようにわかる一冊です。

書    名

  三菱炭坑技術

著者・編集

  三菱鉱業株式会社

発行・出版元

  三菱鉱業株式会社

 
三菱石炭鉱業が操業当時、日本全国の炭鉱同士の技術的な交流をはかるために発行されていたと思われる
昭和27年(1952)〜昭和44年(1969)にかけての社内誌。
特に上記『三菱鉱業社史』や下記『高島炭鉱史』にはでていない、各施設の詳細なデータおよび
技術的な話が掲載されています。

書    名

  高島炭鉱史

著者・編集

  高島炭砿史編纂委員会

発行・出版元

  三菱鉱業セメント株式会社

 
三菱系炭鉱の中でも特に高島炭鉱に関しての一冊。
端島炭鉱は閉山まで、一時的に独立した時期があるものの殆どが高島炭鉱の支山だったため、
当然端島炭鉱の事に関しても詳しい説明が記載されています。
また高島・端島以外の周辺地域の話も網羅した、長崎南西の炭鉱の歴史がわかる一冊。

書    名

  端島閉山記念特集

著者・編集

  記念アルバム”はしま”編集委員会

発行・出版元

  

 
端島炭鉱が閉山の時に編集された、本来従業員のためのアルバムが目的の一冊。
巻末には閉山時の各作業場別の方々が氏名付で写っておられます。
それ以外の約4分の3は操業時の写真ですが、特に炭鉱施設の写真が前半に納められているのが
時代を感じさせます。

書    名

  端島  軍艦島

著者・編集

  高島町

発行・出版元

  高島町教育委員会

 
2001〜2004年のわずか4年だけ島全体を譲渡され管理していた高島町が、
長崎市移管前に残してくれた、貴重な写真の数々。
まさに操業時の端島の姿が甦る一冊。

書    名

  軍艦島  高島町パンフレット

著者・編集

  高島町

発行・出版元

  高島町教育委員

 
高島町が管理していた時代に配られていた軍艦島のパンフレット。
観音見開き8ページのシンプルなものですが、その中に納められた軍艦島の拡張図は、
他の書籍でもみることのない時代を細かく区切ったものです。

書    名

  軍艦島の遺産  風化する近代日本の象徴

著者・編集

  後藤恵之輔・坂本道徳

発行・出版元

  長崎新聞社

 
元島民であり、現在NPO法人『軍艦島を世界遺産にする会』の代表をしておられる坂本氏と、
長崎大学で土木の教鞭をふるっておられる後藤教授の共著による軍艦島の概説本。
特に坂本氏の話は、もと島民だけあって、軍艦島での日々の生活が克明に記録されています。

著者・編集

  軍艦島を世界遺産にする会

発行・出版元

  軍艦島を世界遺産にする会

 
軍艦島を世界遺産にする会が発行した、操業時と閉山後の白黒写真集。
一般に引きの構図が多い操業時の写真の中、島民の表情が鮮烈に納められたこの写真集からは、
当時の人々の生の息吹が感じられます。初版本は絶版で、現在は第2版が販売されています。

著者・編集

  柿田清英

発行・出版元

  葦書房

 
高島炭鉱、池島炭鉱とお仕事をされていた方の写真集。
現在も高島に住み、日々端島の姿を見続けては撮り続けている氏の、
閉山後18年までの渾身の写真の数々には、心打たれるものがあります。
また炭鉱でお仕事をされていたので、写真の解説も詳しく書かれてています。

著者・編集

  阿久井喜孝・滋賀秀実

発行・出版元

  東京電気大学出版

 
閉山後5年間にわたって島内の特に住宅棟を実測した結果を詳細に報告している一冊。
操業時の写真や鉱業所資料のコピーを大量に掲載した内容は圧巻の一言。
最近、値段が高いながらも第3版が出版され、現在もamazon 他直接申し込みでも購入できます。

著者・編集

  阿久井喜孝・伊藤千行

発行・出版元

  岩波書店

 
操業時にずっと端島の写真を撮り続けておられた伊藤千行氏の写真と、
『軍艦島実測調査資料集』の著者である阿久井教授の共著による軍艦島のガイドブック的な内容。
とくに商店街を往来する島民の姿には、感慨深いものが感じられます。

書    名

  野母崎町郷土誌

著者・編集

  野母崎町元

発行・出版元

  野母崎町

 
端島が町政区画で高島町の管轄になる前の高浜村があった野母崎の郷土誌。
端島が管轄下にあったときの資料は殆どないとしながらも、
端島を「初島」と書いたことなど、時に埋もれた話が掲載されています。

書    名

  香焼町郷土誌

著者・編集

  香焼町

発行・出版元

  香焼町

 
香焼町とは、高島炭鉱から端島とは逆の北へ約4kmにある、元来炭鉱島だった町。
香焼炭鉱は三菱の経営ではなかったので、このサイトでは取り上げていませんが、
この中に記載された横島炭鉱の話は、さすが地元だけあって操業当時の写真など、
詳しい話が掲載されています。

書    名

  炭坑誌  長崎石炭史年表

著者・編集

  前川雅夫

発行・出版元

  葦書房

 
膨大な資料から編纂された本書は、表面的には年表の形式をとっていますが、
その一つ一つに細かな注釈が加えられ、年表というよりは読み物として成立している一冊。
端島炭鉱は勿論、長崎県内の総ての炭鉱に関して総合的に書かれた本書からは、
炭鉱の歴史を遙かに超えた、人間の歴史が見えてきます。

書    名

  石炭史話  すみとひとのたたかい

著者・編集

  朝日新聞西日本社

発行・出版元

  朝日新聞

 
副題の言葉が示すように、筑豊を中心とした炭鉱、ひいては近代産業の発展を支えた、
人とエネルギーの戦いに焦点をあてた一冊。三菱関係の出版物が自社業績のお披露目
的な内容であるのに比べて、歴史に埋もれようとする炭鉱産業の暗部を浮き彫りにし
た本書からは、今日の産業労働の原型が浮かび上がって来ます。

書    名

  採鉱採炭ハンドブック

著者・編集

  佐山総平

発行・出版元

  朝倉書店

 
炭鉱に限らず鉱山全般に渡って、その掘削から精製、また保安や設備と、
地底原料産業のしくみをわかりやすくかつ細かく解説した本。

著者・編集

  山崎英昭・盛次勇

発行・出版元

  朝日新聞名古屋編集製作センター

 
もと崎戸炭鉱の変電所におつとめだった方の、膨大な記憶の紐を解くような内容。
炭鉱町の露地の造りから建物の並びまで細かく記述された内容から、
当時の様子が鮮明に甦ってきます。

書    名

  万田坑

著者・編集

  荒尾市教育委員会

発行・出版元

  荒尾市教育委員会

 
有明海をはさんで長崎の隣の県、熊本にある三池炭鉱の主力坑〜万田坑〜の解説パンフレット。
見開き4ページながら、細かく記載された坑外施設の解説は必見です。

書    名

著者・編集

  北海道新聞炭鉱取材班・風間健介

発行・出版元

  共同出版社

 
夕張を中心とした北海道空知炭鉱の全般にわたるビジュアル解説本。
北海道新聞の連載記事を一冊にまとめたものながら、かなり詳しいデータや、
インタビューを交えた内容は見応えのある充実した一冊です。
また空知地区を白黒で撮影しておられる風間氏の、珍しいカラー写真も楽しみのひとつです。

書    名

著者・編集

  北海道新聞社

発行・出版元

  北海道新聞社

 
北海道の炭鉱が果たしたこととその意味、又歴史や地域別の詳細データ、インタビュー
を交えた炭鉱の生活の記録を収録した本書は、北海道炭鉱の入門書的な内容ながら、
当時の様子が克明に甦ってくる一冊。

書    名

著者・編集

  湯前悟郎

発行・出版元

  新風社

 
炭鉱に限らず日本各地の廃墟の探索レポート的な本ですが、
冒頭の軍艦島に続いて記載された中ノ島の記事には、
炭鉱の話は一切触れないかわりに、島内に残存する火葬場の話が細かく記載されています。

その他一般には公開できない資料
 
 
※表紙にタイトルの記載がないものは中表紙の画像をアップしてあります。